2020.03.23 23:09水産試験場の研究水産試験場って何をするのだろうなんとなく研究ができるからと思って目指している人も多いのではないでしょうか?大学や政府図書館などでは、水産試験場の事業報告書が置いてあるので一度見てみる事をお勧めします。都道府県の水産試験場は、それぞれの地域の産業に役立てられることを主に研究しています。例えば滋賀県であったら琵琶湖の生態系に関する研究が多そうですね。下のリンクから滋賀県の事業報告のサイトに飛ぶことができます。https://www.pref.shiga.lg.jp/suisan-s/houkokusyo/kenkyuhoukoku/受験する都道府県の報告書を一度見ておくと、モチベーションアップにつながるのと同時に単純に良い勉強になるので見てみることをお勧め...
2020.03.22 22:47水産資源学の基本 よく出る部分2 ちゃんと知ってる?乱獲ここを理解していないとハンドブックを読み進めるのに苦労する部分をピックアップ乱獲 獲りすぎと捉えられることが多いが厳密にいうと、努力量(船、漁具etc)の発展、増大によって通常総漁獲量が増加するところかえって減少すること。原因が獲りすぎで資源が減少しているからとなる。乱獲すると資源が減る以外何が起きる?魚体の小型化 資源が増加しないほど漁獲するということはそれだけ親個体を取っているということ。そして例年同様の漁獲量を揚げるとなると、親個体になるまで待たず、若くて小ぶりの小さな魚体も漁獲してしまう。年がたつにつれて親個体、親個体になる大型個体が少なくなり、若い小型魚体を獲る、資源量減少&魚価低下の負のサイクルに陥る。対策は?個別割当(IQ)方式?漁業者1...
2020.03.21 08:59水産資源学の基本 よく出る部分1 水産資源の特徴水産資源学は数式モデルとか出てきてやっかいそうに見えますが正直基本的な部分を押さえればそんなに難しい分野ではありません。今回から数回ほどブログで紹介いたします。まずひとつめの題材水産資源の特徴1、自立更新性=野菜とかと違って動物なんで子をなす。獲っても資源は回復する。乱獲とかしなければ2、無主物性=海は皆のものであり、魚は獲った人にその魚の所有権が与えられる。つまり獲る前は誰のものでもないという意味。牛とかとは違う3、不確実性=季節変動や気候とかで毎年取れる量とかが変わる、不安定な資源。牛とかと違って管理することができないため、取れるか取れないかは運任せこの3つをとりあえず覚えておきましょう