YoutubeのANNnewsにて。
神奈川県水産試験場が始めたキャベツウニから、今度はクローバーウニも出てきました。
磯焼けは公務員試験では選択式だけでなく記述式にもよく出る話題なのでこのあたりのニュースは追っていったもいいかと思います。
磯焼けは季節変化とは関係ない原因によって藻場が衰退、消失していくことを指し、その主な原因はアイゴやウニなどの動物による食害です。
磯焼け対策としては
1、藻場造成...種苗投入や移植、岩盤清掃など
2、食害種の除去....人手による除去、海藻類が食害を防ぐために放出する化学的防御物質の利用*1
磯焼け水域にいるウニは餌となる海藻が少なく、生殖巣が小さく商品価値もありませんでした。
タンパクを多く含み、簡単に栽培できるクローバーを使うことで、ウニの生殖巣が大きくなるこの研究は非常に興味深い内容です。食害ウニが今後商品価値を持って全国に売られるようになるのか?注目です。
*1 化学的防御物質を出す海藻を藻場に移植することで、磯焼けの進行を防ぐ研究の事例をしたに紹介しときます。Googleにfreeでありました。
谷口和也他(2001), 磯焼け域におけるポーラスコンクリート製海藻礁によるアラメ海中林の造成, 日本水産学会誌, 67(5)
追記
磯焼けについてレポートや公務員試験2次試験で書かないといけない場合、以下の順序で書くといいかと思います。あくまで参考で。
1、磯焼けとはなにか、定義
2、なぜ磯焼けが起きるか
3、磯焼けが起きることでどんな問題があるか
4、磯焼けの現在取られている対策方法
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