水産白書の第1部年によってトピックが変わりますが、漁獲量の推移や、水産物輸入量の推移など毎年記載されている部分も多々あります。そして毎年記載されているところは当然試験を出す側としても常識として抑えてもらいたい部分であると推測できるため、試験によく出がちです。
例えば概要11ページ目にある「我が国の水産物輸入量・輸入額の推移について記載されていますが(https://www.jfa.maff.go.jp/j/kikaku/wpaper/R3/attach/pdf/220603_3-6.pdf参照)が、このデータを見て特徴を抑えられているかを選択式試験や論述試験で求められたことが過去にありました。
ここから読み取れることは
・輸入額は2009年以降微増傾向にあるにも関わらず、輸入量は年々減少している(国際的な水産物需要の高まりによる買い負け、単価の増加)
・2021年時点で輸入額は約1兆6千億円、輸入量は220万トン
・輸入先国トップ5は中国、チリ、ロシア、アメリカ、ノルウェーで輸入品目ベスト5はサケマス類、カツオマグロ類、エビ(エビ調製品)、カニ、タラの順である(チリ、ロシア、ノルウェーなどはサケマス類がよく輸入されているので想像しやすい。中国はFishstatと呼ばれる世界の漁業流通に係るデータが格納されているサイトで調査したところ、イカを特に日本に輸出しているらしいです(あくまでも一部で多くの魚種を輸出していました、うなぎしかり)
上記のように輸入量など毎年報告されている事項についてはポイントをつかんだうえで理解する学習形態をとることをお勧めいたします。概要11ページ目に輸出に係る項目もございますのでそちらについてはご自身で一度分析してみてください。
輸出で特に抑えるべき点は「香港、中国、米国」へ主に輸出しており、輸出品目はホタテブリ、サバと続く点ですかね。米国には油ギトギトのブリがかなりおくられているようです。香港、中国なんかは中華料理で使用されるナマコなどが送られているのが有名ですね。
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